benjaminbannyのブログ

うさぎ飼いのシングルマザー管理栄養士

イライラする子どもたち

キレる子どもが問題視され始めたのはいつのことか。

キレるとイライラするはまた違うんだと思いますが、イライラが持続的になると、スイッチ入るとキレる

みたいなことになるんでしょうか。

昔はイライラするのはカルシウム不足、と言われたり

甘いものやチョコレートを食べるとイライラが収まるとか言われたり

ありませんでしたか?

私も栄養学を勉強してきて 栄養素とイライラの関係は間違いなくあると思っています。

脳に酸素を運ぶためには、 鉄分などのミネラルは必須です。

鉄分は乳幼児期から不足し出す子が多いですが

ちょっとしたことで泣くような易刺激性や

イライラ、無気力、無関心につながります。

簡単に言うと、鉄分不足は脳が酸欠状態になるからです。

もちろん先天的な気質とか、育った環境、ホルモンバランスなども関係しています。

ではもしも、親がコントロールしてあげられることがあるとしたら 何があるでしょうか。

もちろん三食、お母さんのバランス手料理を食べさせてあげることができれば良いですが

そんなわけにもいかないことの方が多いかもしれないです。

イライラは、本人が一番辛いです。

イライラ過ごす時間があったら、お腹いっぱい食べてぐーすか眠ってしまった方が有意義な気さえしてしまいます。

今は、新型栄養失調、なんて問題もありますが

たしかにコンビニ食やファーストフード、レトルト食品、即席麺…

必要な栄養素は足りないのに(主にビタミンやミネラル)

いらない添加物や謎の油、輸入食材を使った怪しさや、 それなのにまた食べたくなる中毒性あり、みたいな

子どもに与えるのがイヤな人はイヤなことのオンパレード。

食の崩壊とか言われたこともあったけど

ファーストフードやレトルト、コンビニ食、菓子パンは便利で子どもも喜ぶのも確か。

それゆえ、イライラ児、キレキレ児が増えたのか。 それはわかりません。

そして思春期になると、コンビニで買って食べるのがとても楽しくなる子が多くいます。

正直、値段も高いし添加物だらけでつまらんものも多い。 それほど腹もふくれないわ。

でも、子どもたちにとってはそれが栄養なんですね。

栄養とは

身体活動のための栄養素と、心の栄養、どちらも大切で

思春期の子たちは流行が大好きですから

流行や自分の嗜好はコミュニケーションツールだったりしますね。

友だちと楽しく食べられれば、それが心の栄養になったりすることもありますね。

自分もそうだったわ〜

友だちと超おっきなパフェに挑戦して、楽しかったわ。 家の夜ご飯、食べれませんでした(笑)

今、流行りのモンスターエナジー

目が覚めるとか

元気が出るとか

受験勉強のお供にしている子も多いみたいですが…

親から見れば怪しいことこの上なし。 別名「魔剤」なんていうらしいですよ。

飲ませたくないよね。

相談を受けて、やっぱりまずはジュースやドリンク剤でお腹を満たすのはやめて下さいって言います。

お友だちが家に遊びに来たら、コーラやジュースを出す、ってお母さん多いです。

CCレモンならビタミンだからいいかな、なんて思ってる方も。

あれは砂糖のかたまりだと、私は思いますよ。 お茶が、良いですね。 遊びに来て、ジュースじゃなくてお茶でも まぁ、子どもは文句言いません。

オトナはお酒飲みますが、 私も飲みますが

飲んだ時の食事はいかがなものか。 偏るか、食べすぎるか、食べなさすぎるか

なんにせよ理性を失っておるかもです。

お酒飲みながら、職員食堂で栄養士さんが考えたごはんとかは無理かもです😓

子どもたちも、 ジュースガブガブ飲んだあとは

まともなごはんは食べれないこともあるんじゃなかろーか。

もし、 ジュースガブガブ、ご飯も腹いっぱい!

なら、肥満になります。

しかし、子どもには身体のためにも脳のためにも継続的な栄養摂取は必須です。

料理が苦手

時間がない

食に興味がない

子どもに何を食べさせていいかわからない

そんなお母さんがしんどくなる必要はありません。

私がよく提案するのは

何かひと手間、何か一品

足してあげて下さい🤨

ってことだけです。

カップ麺にネギを刻んで入れる (もはや刻みネギを買ってもよいです。栄養はほとんどないですが、ひと手間が大切です。)

ミートソースパスタにチーズをかける

ポテトフライに青海苔をまぶす

レトルトカレーに温泉たまご、焼き野菜をのせる

などなど。

それでみんな、子どもたちは

どこかで食べることの意味を考えます。

おまけにインスタントでも栄養を取れます、少しずつでも積み重なれば

栄養になります!

本当です。

息子小6の時。

天橋立文殊堂にて

知恵を授かりたい一心で、必死に線香の煙を頭にかけまくっていました。 かわいい姿でしたが

今は、

線香の煙よりも、やはりごはんが一番頭に効くと、知ってほしい。 秋の夕暮れ。