肺気胸(当時)14歳の息子の壮絶な体験 その2
救急病院での診察、レントゲンが済み、 私はDr.に呼ばれたのです。
息子の左肺上部には 「ブラ」 と呼ばれる嚢胞があったそうで 小さな風船みたいなのがいっぱいくっついたみたいなものらしいんですが、 それが破れて肺の中の空気が胸腔内にもれてたんだそうです。
この「ブラ」は時々ある人がみられるそう。 でも、破れるかどうかはわからないとのこと。
息子は成長期で、1年で身長が10センチ近く伸びました。 当然肺も体に合わせて伸びますから、負担がかかって穴が開いたんだよ、みたいな説明を受けました。
ドレーンと呼ばれる管を、胸に穴開けて通して漏れ出た空気を少しずつ抜きながら、肺が元どおり膨らむのを待つ処置になりますが、
再発率がとても高いらしい。
再発したら、その時は「ブラ」を切除する手術をした方が良いって言われて、
とりあえずドレーンを通してみようってことになりました。
しかし、今まで大きな病気もせずにここまで成長した息子。
胸に穴あけるなんて… 大丈夫なん!?
そして本人は、局所麻酔でその処置を受けるのも恐怖で。
この時、春休みの3月29日。 中3の新学期は4月8日から。
息子は新学期、どうしても登校したいという思いもあり。
でも、そんなこと言ってられない!
よし!頑張ろう!しかたない。やるしかない! 先生、よろしくお願いします!
ってことで、 手術着に着替えた息子を処置室まで見送ったのでした。
昨日まで、いや、さっきまで家でくつろいでいた息子…
一瞬の展開でした。
何も知らずにPちゃんがおうちでひとりお留守番、ママとお兄ちゃんの帰りを待ってるだろうな。
続く